2019-07-30

スリランカで最初に仏教が伝わった地:ミヒンタレー

アーユボワーン!

ネイチャー・エクスプローラー・ランカの坂本です。

そろそろペラヘラ祭りが近づいてきましたね。
弊社のスタッフはキャンディ出身者が多いので、彼らがそわそわすると
なんだか私までそわそわ、わくわくしてきます。

ペラヘラ祭りは国内外から大変多くのお客様がいらっしゃるので
鑑賞席にてご覧いただくことを強くおすすめいたします。
弊社でもチケット手配可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

さて、本日は前回触れました日本とスリランカの仏教の違いで触れた
ミヒンタレーについてご紹介いたします。

インビテーションロックから見えるマハー・サーヤ大塔(左)とアムバスタレー大塔(手前)

ミヒンタレーはずばり、スリランカで最初に仏教が伝わった地です。

むかしむかし、紀元前247年6月の満月の日、アヌラーダプラの王、
デーワーナンピヤティッサ王がこの地にシカ狩りにやってきたそうです。

この山の神様であるデーウァは、スリランカでの仏教流布のために
ちょうどインドからこの地を訪れていたインド仏教王アショーカ王の息子、
マヒンダに会わせようと考え、シカの姿に身を変えて現れます。

デーワーナンピヤティッサ王はこのシカを追い、
マヒンダのもとへ導かれ、そこでふたりは出会います。

出会った場面を再現した模型があります。
デーワーナンピヤティッサ王(左)、マヒンダ(右)

そこで王はマヒンダと門答の末、仏教に帰依しました。

王に仕える者や地元の住民たちもこれに続き、
なんと7日間で8,500人が仏教徒となったといわれています。

その後、仏教はまたたく間にスリランカ全土に広がりました。

インビテーションロックの上に描かれたマヒンダ

ちなみに、ミヒンタレーという地名はこのマヒンダにちなんで
つけられたものであるそうですよ。

そんな聖地を訪れたらまず行くべきところ。

1. インビテーションロック
手すりはありますが非常に滑ります!ご注意を。

マヒンダがデーワーナンピヤティッサ王に会うために待っている間、
瞑想していたという岩「インビテーションロック」。

ずばり!登ってみるべし!です。
ロック頂上からの景色はとてもきれいですが、足元には十分気をつけてください。

微動だにせず、よくこのままのポジションをキープできていますよね!


2. マハー・サーヤ大塔

丘の上にある、ミヒンタレー最大の仏塔です。
なんでも、お釈迦様の髪が祀られているのだとか。

みどりに囲まれていて美しいです。
 ちなにみ、写真は丘の上ではないところで撮影されたほうが無難ですよ。。。
近すぎて何だか全くわからない状態になってしまいます、涙

そしてこの丘の側にある建物の中には、これまたびっくり!
色鮮やかな寺院?になっています。

かなり色とりどりに村人が描かれています


3. アムバスタレー大塔

真っ白い大塔

まさにここがデーワーナンピヤティッサ王とマヒンダが出会った場所。

アムバスタレーとはマンゴーの木、という意味。
大塔の中にはマヒンダと王との問答に使われたマンゴーの木
祀られていると言われています。

祈りを捧げる地元の女性

その他にも、食堂跡や会議場跡があったり、
ナーガ・ポクナと呼ばれる沐浴場の跡地も興味深いです。

普段のツアーには含まれていないことも多い、ミヒンタレー
アヌラーダプラを訪問する予定の方はぜひ、立ち寄ってみてください!

お問い合わせはこちらから!

Text by Reina Sakamoto