ネイチャー・エクスプローラーの橋本です。
本日は、スリランカでは珍しい大乗仏教の遺跡である・ブドゥルワーガラを紹介いたします。
なかなかアクセスしにくい場所にあるので、時間が限られたご旅行の場合はタクシー手配をしないと訪問は難しいですが、スリランカの仏教の歴史や遺跡に興味のある方には必見の遺跡です。
磨崖仏 |
現代スリランカは上座部仏教を信仰しており、残る遺跡もほとんどが上座部仏教のものです。ですが、かつては大乗仏教が主流であった時代もありました。このブドゥルワーガラの磨崖仏は9世紀に作成されたといわれていますが、スリランカでは珍しく大乗仏教の仏像が残ります。
3体の石仏 |
近寄り過ぎると全体が見えないほどの大きさ |
ブドゥルワーガラは、残る文献が少なく詳細は不明な点が多いです。いつ頃のものなのかも詳しくは分かっていませんが、インド仏教美術史にてターラ菩薩が現れ始めるのが9世紀以降なことから、9~10世紀ごろにできたものといわれています。
9世紀にできたとは思えないほど、現在も美しく残るブドゥルワーガラの石仏。
皆様も、ぜひ訪問されてみてください。
現地までの専用車手配、ならびにガイド手配等、ご希望に応じてアレンジ致します。
Text by HASHIMOTO
Photo by Saiyu Travel