2016-01-08

スリランカの車窓から

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、2016年初めのブログは、スリランカの旅には欠かすことのできない、
鉄道についてご紹介いたします。


スリランカの鉄道
スリランカの鉄道はイギリス植民地時代の1858年に導入されました。
当時は農産物を輸送するためにレールが敷かれました。
現在では人々の移動手段として利用されています。
バスよりも本数は少なく路線網も未発達ですが、鉄道での移動にはスリランカの雄大な自然を感じられる魅力があります。
また、スリランカの繁忙期(スリランカでの休みにあたる時期や、大きなお祭りが行われる時期)以外はバスよりも混まないのでゆったり旅をするのにオススメです。

スリランカの鉄道
絶景の列車の旅
特にお勧めしたいのがヌワラエリヤ方面を走る、キャンディ駅からナヌ・オヤ駅間の列車の旅です。なぜならこの辺りは高原地帯に茶畑が広がる絶景で、アジアの中でも美しい車窓で有名なのです。
高原を駆け上がっていく列車は眩しい緑の景色がとても気持ちがよく、見る人を飽きさせません。

ヌワラエリヤの高原列車 
全面ガラス張り!展望列車からの景色
展望列車は全面ガラス張りになっていて景色を堪能できます。
ただし観光客に人気なので10日前より駅の窓口で予約可能なので、予定を組んで早めにおさえておいたほうがいいです。
3等車は木製とソフトシートのいづれかのもので、3人掛けと2人掛けの向かい合わせになっています。2等車は2人掛けのソフトシートで運賃が3等車より1.5倍から2倍です。

小腹が空いたら軽食を
駅を通過すると軽食を抱えた売り子さんがやって来ます。
コーヒーやヨーグルト、またマンゴーも買えます。他にはレンズ豆を挽いて玉ねぎや唐辛子などと混ぜ合わせて、固めて焼いたパリップ・ワデーのようなスリランカのスナックも食べられます。お値段も20〜50ルピーほどなのでお手軽です。

スリランカのゆったり流れる時間を存分に感じられる列車の旅、いかがでしょうか。
お一人でもお子様連れの家族旅行でも思い出に残る旅になりますよ。

スリランカ国鉄 http://www.railway.gov.lk

text by Ayana Alles