2018-06-11

キャンディ、仏歯時の歩き方

アーユボワーン!!
ネイチャーエクスプローラーランカのカナルです。
スリランカは温度が高いですが、日本にいらっしゃる皆さん、いかがお過ごしでしょうか。 先日、スリランカでの大雨により、国立公園などで洪水が起こりましたが、最近は普通の生活に戻ったところです。

さて、本日はキャンディの歩き方に関しまして、紹介いたします。

キャンディ仏歯寺の歩き方: 
キャンディはスリランカの首都コロンボから東方面、約140キロの距離にある街です。専用車の移動で約3時間かかるこの街はスリランカの中、コロンボの次に2番目の大きい街と言われています。たくさんの山に囲まれており、一年中の温度はあまり変わりなく、約20度から25度前後です。
キャンディ市とキャンディ湖

キャンディは寺院など、紅茶畑、湖やスリランカ料理が有名ですので、一年中観光客が多いです。特にお祭りやお寺のイベントの際は街全体に外国人の観光客が多く見えます。
そんな人気の街にある仏歯寺の歩き方を簡単に紹介させていただければと思います。

 仏歯寺は紀元前4世紀にインドから運ばれたと言われているブッダ―(お釈迦様)の歯を祀るために建造されたと言われており、かつてシンハラ王の首都だったキャンディ町のキャンディ湖の横にあります。 仏歯寺の駐車場はお寺から少々離れていますため、5分ほど歩きます。
仏歯寺外観
少々歩き、セキュリティーゲートでカメラや携帯電話などを見せ、中に入ります。
時々中に車が通っているのが見えますが、お寺の職員さん、スリランカのVIPや特別に許可を得ている人々以外は徒歩でお寺の方へ進みます。

ゲートから仏歯寺へ進みますと、白い建物に赤い屋根(Pattirippuwa)が見えます。かつてキャンディー王国のお城だったこの建物から当時の王様がキャンディー国民に挨拶をしていたと言われています。
Pattirippuwaと仏歯寺の外観
Pattirippuwaの前に見える堀の内側に壁が見え、現地語ではDiyareli Bamma(日本語で水紋の壁という意味です)といいます。キャンディ湖の周りを見ますと、同じような壁があります。
この壁にたくさんの穴が見えますが、それはお祭りなどにココナッツ灯を置くために使われています。Pattirippuwaを向かって左手に進みますと、その右手に仏歯寺のメインとなる入り口(Maha Vahalkada)がありますので、ここから中に入ります。

ゲートから約100mのところにチケット販売カウンター、靴を預ける場所があります。仏歯寺本堂に入るためにチケットが必要ですので、こちらでお買い求めください。
また、寺院敷地内は土足禁止ですので、ご注意ください。
仏歯寺の入場料リスト(2018年01月現在)
入り口の階段をあがりますと、チケットをチェックされる場所(門の前)があります(入場のチケットを見せないと入場できませんので、お持ちください。)。 
チケットチェックを受け、寺院へ入ります
チケットのチェックを受け、敷地内に入ると、立派なトンネルがあり、たくさんの崇拝者が描かれています。ここのトンネルをくぐりとメインホールに付きます。 メインホールにお堂が見え、お寺の門は木で作られた立派な門、青銅と象牙の飾りが見えます。このお堂の前にあるスペースで祈り(プージャー)が行われることが多いです。
1階の寺院は象牙で守られています。
仏歯がありますのは、2階にあるお寺(Vadahitina Maligawa)の中です。毎日3回行われるプージャーの時間(05:30時、09:30時、18:30時)に一度お寺の門を開けダーガバ(仏塔)を見せます。この時間に白い花、ハスの花を持った巡拝者はたくさん見えます(ハスの花などはお寺敷地の外側に販売されています)。お経を唱える巡拝者も少なくありません。
仏歯が見えるのはとても珍しいことで、年に1回ほどです。
花を掲げ、お祈りする現地の人
その後、1階に降りて、敷地の奥側へ進みますと、大きなホールがあり、インドからスリランカまで仏歯を持ち運ばれたときのストーリーとなる絵がたくさん飾られています。
ここの奥に大きなブッダの仏像もあります。1番の絵から読みますと、仏歯寺の歴史について詳しく学ぶことができます。
仏歯寺を運んでこたストーリーとなる絵
また、仏歯寺を向かって左側に建造された新しい建物には剥製された象の”ラージャ”の体が置いてあります。”ラージャ”はスリランカで行われる大きなお祭り(ペラヘラなど)に長年仏歯がある棺を運んでいた象であり、スリランカの国産とされています。
スリランカの国産、ラージャ
弊社にて仏歯寺を含むツアーをご案内させていただいております。また、コロンボ発の日帰りツアーの手配も承っておりますので、お問合せください。




Text by Sanjib Raj Khanal
Photo by Saiyu Travel