2018-05-30

キャンディから高原列車にてヌワラエリヤヘ

アーユボーワン!
ネイチャーエクスプローラーランカのカナルです。

スリランカは暑い国のイメージがありますが、海抜から高い場所に涼しいところもたくさんあります。ヌワラエリヤはその中の一つです。
そのヌワラエリヤでお茶畑がたくさんあり、日本人にもとても人気の高原列車が走っております。今回はその、高原列車に乗ってきましたので、紹介させていただきます。
紅茶の真ん中を走る高原列車

ここで、高原列車の紹介の前にスリランカとお茶関係について少しご案内。
スリランカは民営のお茶畑やプランテーション企業に運営されているお茶畑が多いです。
輸出量にて世界1位、生産量にてスリランカは世界大2位の国であり、世界で生産されているお茶の10%はスリランカで生産されております。
生産地は、地理的な区分があり、主に3つに分かれています。海抜から600m以下(サバラガムワ州など)、海抜から600m1200m(キャンディなど)と1200m以上{ヌワラエリヤ、Udapussellawa、世界三大銘茶のひとつにあげられるウバ (Uva)、セイロンティで有名なディンブラなど}です。
因みに日本にてとても人気の午後の紅茶もヌワラエリヤで生産された茶葉を使用していますよ。
紅茶工場で見かけたポスター、ヌワラエリヤ

本日のご紹介は、キャンディ発ヌワラエリヤ(ナヌオヤ)行きの高原列車。標高1200m以上のお茶畑を私が1月に訪問した時の写真とともにご案内します。

今回は朝08:30分の電車を予約していましたので、その約40分前にキャンディ駅へ到着。
朝通学の時間は交通渋滞が多いために、少し早めに出発しました。
ホテルから約20分かけて、キャンディ駅へ到着です。
キャンディ駅の外観

到着後、チケットを購入した後、駅員からチケットのチェックを受け、駅ホームへ入りました。
ホームへ入りますと、たくさんの外国人の観光客が電車を待っていました。
キャンディ駅で列車を待っている人

高原列車は一般の生活にも使われている列車です。スリランカの地元方のもたくさん利用しています。
列車の予定の時間より約30分遅れで電車が到着。
早速乗りました。今回は二等車席を取っていましたので、二等車の車両へ。写真は二等車の座席です。

通常は別のクラスの車両へ入るのは禁じられているようですが、今回ドアが開いていましたため、一等車の車両に入って見ました。一等車と二等車の違いは、一等車にはエアコンの設備がありますが、二等車は扇風機のみです。また、一等車の座席は二等車よりよいものでした。一等車の座席は日本の高速バスの座席とほぼ同じと言ってもよいと思います。
車内の座席(二等)

また、各車両(一等車と二等車)に洋式とインド式のトイレがあります。トイレペーパーはありませんが、水道はあります。

乗車して列車出発するまでの待ち時間、周りには列車に乗り、ワクワクしている外国人の観光客が多く、おしゃべりしながら列車が出発するのを待ちます。隣にいるお年寄りのスリランカ人夫婦と話しますと、家庭の用事でナヌオヤを越えた先の街へ向かうとのことでした。
そして、そのお祖母さんにお菓子をいただきました!お祖母さん手作りのおいしいお菓子!
地元のお祖母さんからお菓子をいただきました!

さて、列車が動きますと約10分間程は街中を通ります。その後、途中のGALBODA駅から山域が始まり、前まで座っていた観光客のほとんどがドアの方へ行き始めます。ドアから写真を撮る人も多いですが、あまり身を乗り出すと危険ですので窓から見られたほうが安心に風景を楽しめると思います。

次、Hatton駅を越えますと、建物が少なく、お茶畑が多くなり、広く見渡せるようになります。そして、お茶畑で働いている人々に手を振りますと、こちらに手を振り返してくれました。
それから次々と街とお茶畑が見え、ナヌオヤまで約4時間移り行く景色を楽しめます。

高原列車は一般の生活にも使われるために、たくさんの駅に停車しますが、町を過ぎ紅茶畑へ、紅茶畑を過ぎ町へと進みます。車内の地元の方とのふれあいときれいなお茶畑の中を走る電車からの風景、最高です!
次々お茶畑が現れ、気持ち良いです

約4時間経ちますと、ナヌオヤ駅へ到着。19世紀にイギリス人に造られたナヌオヤ駅は、ヌワラエリヤへ来られる観光客が使ったり、生活品を運ぶために使われる駅として、スリランカの中でも、比較的大きな駅です。
ここからヌワラエリヤは約6キロ離れています。

列車から降りたらナヌオヤ(町)が一望できます。

ヌワラエリヤにてアドベンチャーアクティビティも可能です。サイクリング、ラフティング、カヌーボートライド、ハイキングなどのアクティビティがお楽しみいただけますので、詳しくは弊社へお問合せください。
ナヌオヤ駅出口付近においてある看板

ナヌオヤ駅ご到着後のヌワラエリヤでの過ごし方などについては、また次のブログにて紹介させていただければと思います。

皆さん、スリランカへ行かれる際は高原列車に乗るのはいかがでしょうか。
高原列車は大変人気ですので、乗車日より1ヶ月前のチケット発売と同時に残席がわずかになることもあります。ご乗車をご検討の方はお早めにお問合せいただければと思います。

弊社にて、ヌワラエリヤ訪問のツアー、高原列車を含む周遊ツアーなどをご用意しております。



お問合せをお待ちしております。

Text by Sanjib Raj Khanal

Photo by Sanjib Raj Khanal